コレクション: Maison Lefébureメゾン・ルフェビュール

コート・デ・ブランのサブリージョンであるヴァレ・ドゥ・プティ・モラン地区(Vallee du Petit Morin)のクルジョネ村(Courjeonnet)で2017年に創業したメゾン・ルフェビュール。パリでそれぞれ銀行員と美術関係の仕事をしていたセバスチャンとマリーが地元に戻り、親族から譲り受けた合計5.5haの畑(同地区の5か村とコート・デ・バール地区の1ヶ村に所有)のうち、現在は50aで年間本数僅か1500本のみ生産しています。

コート・デ・バールの人気自然派生産者オリヴィエ・オリオ夫妻に教えを乞い、自然や自国の文化、更には中世時代の修道僧によるワイン造りの手法を重んじ、畑への干渉は最小限に抑え、馬を使って耕しています。

元詰めするシャンパーニュには、一番搾りの中でも最も良い部分であるクール・ド・キュヴェ(Coeur de Cuvee、一番搾りの心臓部分)のみを使用。残りはメゾンに売却。

樽で醸造し、バトナージュやスティラージュ無しで熟成後、36ヶ月間瓶内熟成。ミュアージュ(澱下げ)やデゴルジュマンは手作業で行い、ドサージュは全て3g前後のエキストラ・ブリュット。

生産者の土地や文化に対する想いが詰まっており、非常に丁寧に造られたシャンパーニュで、それは味わいからも感じ取ることができます。正にアルチザン(Artisan)のシャンパーニュです。

 

現行ヴィンテージについて

2021年ーー春先の霜、長雨、十分とは言えない日照。ぶどうにとっては難しい環境が続き、果実の凝縮感や骨格にやや弱さのあるヴィンテージとなりました。

⁡それでも、メゾン・ルフェビュールはこの年を「あるがまま」に受け入れ、自然の声をそのまま映すように、手を加えすぎることなく仕上げています。

⁡口に含むと、2021年特有のやわらかな輪郭と、軽やかな酸。強さではなく、静けさと繊細さに焦点をあてた味わいが広がります。

⁡すべての年が偉大である必要はありません。

土地と天候の移ろいを丁寧に表現することーーそれこそが、ルフェビュールの哲学であり、私たちが共感する理由でもあります。⁡

ルフェビュールがボトルの中に閉じ込めた、自然のありのままの姿を、ぜひ味わってみてください。

 

Maison Lefébure メゾン・ルフェビュール