コレクション: Laurent Bénardローラン・ベナール


ローラン・べナールは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のマレイユ・シュル・アイ村(99%格付プルミエ・クリュ)で、2009年に設立された家族経営のシャンパーニュ生産者です。

元々ローラン家は、現在も製造を続ける「べナール・ピトワ」(1878年創業)名義で、シャンパーニュを生産していました。1991年に3代目として家業を継承したローランが、1995年から有機栽培に着手。そして、以前から親交のあった、有機栽培によるシャンパーニュ造りで著名な醸造コンサルタント、エルヴェ・ジュスタン氏に醸造を依頼し、2009年から一部の畑を本格的に有機栽培に切り替え、同年にローラン・べナールを設立。2012年、所有畑のうち2.5ヘクタールでオーガニック認証「エコセール」を取得しました。ローラン・べナールは、その畑で作られたブドウのみを使ってシャンパーニュ造りを行っています。

現在、ローランの息子であり、4代目にあたるシャルル(醸造家・農学技術者)も家業に加わり、ビオディナミ農法・醸造のアイデアを取り入れながら、「奥行きのある、魂を揺さぶるシャンパーニュ」を理想に掲げて、3つのキュヴェを製造しています。

本拠とするマレイユ・シュール・アイ村は、いくつかの大手メゾンのお膝元でもあるためか、シャルルいわく「この村で元詰めしている自家栽培生産者(レコルタン・マニピュラン)は7軒だけ」だそうです。ローラン・べナールは、その7軒しかない生産者のひとつです。

Laurent Bénard ローラン・ベナール