コレクション: Francis Boulard et Filleフランシス・ブラール・エ・フィーユ

     

    ―受け継ぎ、問い直す。世代を超えた意思

     

    フランシス・ブラール・エ・フィーユは、主にシャンパーニュ地方北部 Massif de Saint-Thierry(マッシフ・ド・サン・ティエリ)地区に畑を所有する家族経営の生産者。現在、醸造所は Favorolles-et-Coëmy(ファヴォロル=エ=コエミ)村 に移されていますが、所有する畑の区画やテロワールは創業当時から変わっていません。彼らのシャンパーニュの個性は、常にこの土地に根ざしています。

    所有畑は主にマッシフ・ド・サン・ティエリに位置しています(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にも畑を少し所有)。モンターニュ・ド・ランス北部に広がるこのエリアは、冷涼な気候条件と、石灰質を主体に砂・シルトを含む土壌が特徴です。成熟は比較的ゆっくり進み、果実の凝縮感よりも酸の張りとミネラル感が前に出る傾向があります。

    長年にわたりビオディナミ農法を実践し、ブドウ樹と土壌の生命力を尊重した栽培を継続。現在は、フランシスの娘デルフィーヌが、夫マチュー、そして2019年からは息子のクァンタンともに醸造を担い、世代を超えて受け継がれる哲学と感性が、ワインに静かな一貫性を与えています。

    彼らのシャンパーニュは、力強さや分かりやすさを前面に出すのではなく、冷涼なテロワールがもたらす緊張感、透明感、そして持続する余韻を軸としたスタイルです。

    この生産者が長年にわたり積み重ねてきた土地への敬意と誠実な造りに共感し、日本における正規代理店として取り扱うことになりました。

     

     

      Francis Boulard et Fille フランシス・ブラール・エ・フィーユ